テックポエマーと学ぶバズワード - 5Gのホントのところ

はじめに

Docomo, au, SoftBank, そして楽天とついに4大キャリアの5Gがアナウンスされました。

でも、スゴイスゴイといわれる5Gですが、いまいち実態が掴めないと思いませんか? 私もそうだったのでちょっと調べて動画にまとめてみました。

動画は前後編でそれぞれ30分くらいです。5Gの仕組みの話はあまりする事は無いと思うのでぜひ見てみてください。「超高速、低遅延、多接続が同時に常に満たされる分けではない」とかなかなか解説されないですし。

個人的に5Gで大きく変わる可能性があるのは

  • MEC(エッジコンピューティング)によるネットワーク構造の変化
  • ローカル5G/VMNOといったオープン化によりキャリア以外のプレイヤーの参入

です。そして、技術/仕組み的な点で大きいのは

  • RANとコアネットワークの分離. 仮想化/API
  • ネットワークスライシング
  • MEC

です。ミリ波が速度を上げるための目玉ではあるんですが、そこよりも上記の方が5Gという技術全体としては重要なポイントかな、と。

上記の点も踏まながら動画を見てみてくださいー。

Agenda

  • そもそも5Gとは? 何が凄いの?
  • 5Gの仕組み
  • ローカル5G
  • MVNOとVMNO
  • 5Gがもたらす未来

前編

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この動画では5Gの3大要素である「超高速」「低遅延」「多接続」がそもそもどういったものなのか? を仕組みの話にも触れながら前編動画で解説しました。

こちらを見れば、そもそも5Gって何? ミリ波で超高速なんだっけ? 4G転用周波数帯域は「偽の5G」なの? エッジコンピューティング??? という部分に関してスッキリすると思います。

後編

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後編では「ローカル5GとWiFi6」の違いや「VMNOで何ができるようになるのか?」、そして「5Gの応用事例」に関して解説しました。

私自身もローカル5GってWiFi6があるのに必要なの? ってのを思ってたので調べて違いがよく分かりました。また、AmazonGoogleをはじめとしたメガクラウドが5G自体の基盤を販売しようとしているので、何故だろうと考えていたのですが、MVNOとは違いVMNOであれば限りなくキャリアに近い位置でビジネスが出来ることもわかりました。だから多くのプラットフォーマーがつるはしを売るために参入してきてるんですね。

まとめ

この動画を作るにあたって結構5Gに関して調べたのですがミリ波でなくても低遅延などの効果は得られるとかネットワークスライシングとか色々勉強になりました。

やはり技術を良い部分も悪い部分も正しく知ることは正しく活用するためにも一番重要なことですよね。

また、今回の動画を作るのに先立って

koduki.hatenablog.com

という動画も作っています。2時間くらいあるので少し長いのですが、その分もっと色々話してますので「詳しく知りたい!」って人はぜひ見てみてください。

ちなみに前編は基本的にほぼ編集無し、後編は動画編集ツールでのカットを前提に話してから編集という事で、後者の方が編集後の動画の質としては良くなったと思うのですがどうでしょうか? この辺も今後研鑽を重ねていきたいです。

それではHappy Hacking!