あなたの職業は何? RPG風のエンジニアの分類を作ってみた
ひとくちにエンジニアと言っても、いろんなタイプの人が居て、性格に応じたロールがある。 たとえば「◯◯さんはやたら設計に拘って動きが遅いけどバグは出さない」とか「◯◯さんは手が早いけど、よくバグも作りこむ」とか「◯◯さんはいつもCIと叫んでる」とか。
こういったそれぞれの性格のメンバーが自分にあったロールをこなすことによって、良い開発プロセス/運用プロセスってのは出来ていくと思う。
そういったロールを自分なりに分類してDQ風の職業にマッピングしてみた。 というのも以前飲み会でDQ風にエンジニアのスキルマップを作ってる人がいて、なんか面白そうだったから真似してみただけなんだけどw
偉大なる先達の「プログラマの区分」よりも、抽象度を上げてるので、プログラマだけじゃなくて、インフラ屋さんとかもそれなりに当てはまるはず。
僧侶と魔法使いの区分が分かりづらいけど、 イメージとしては品質を上げるための活動と生産性を上げるための活動の違いかな。もっとも、それらは密接に相関があって切り分けしづらいのだけど。
あと、複数の職業を兼任してるとかは普通にあるとおもう。
職業
戦士
- 戦闘(開発/運用)の要
- 重厚な設計、検証された方法を好む
- 守りは固いが、素早さは低め
武道家
- 戦闘(開発/運用)の要
- 軽量な設計、新しい方法を好む
- 素早さは高いが、守りは低め
僧侶
- 品質を維持するための魔法を使う
- レビューやテスト、静的コード解析やCI/CDを好む
- 盗賊と連携することでより強力な魔法を使うことができる
魔法使い
- 強力な魔法を操り、戦士や武道家を支援する
- フレームワークや共通ライブラリを弄ることが多い
- 盗賊と連携することでより強力な魔法を使うことができる
盗賊
- 他所のベスト・プラクティスを盗んでくる
- 基本的に他の職業と兼任してることが多い
- 外部のイベントによく参加している
商人
- お金の計算が得意。外部からの調達も行う
- ROIにもとづき自分たちが"しないこと"を計算できる
- 限られたリソースを最適なところに投入するために重要な職業
振り返り
さて、せっかく作ってみたので自己分析をしてみる。
武道家(lv 6), 盗賊(lv 5), 魔法使い(lv 4), 僧侶(lv 3)
Lv 10を一つの基準にするとだいたいこんな感じかな? いろんな職業についてるので職業技能はそれなりに持ってるんだけど、それぞれのレベルは低いイメージ。
今後の成長プランとして、武闘家とかのレベルをもっと上げるべきか、いっそのこと商人を採って技能を増やすべきかは悩ましいところ。
ちなみにこの職業はバランスよくパーティが構築されている必要があると思う。 一つのパーティに攻撃職、魔法系職、商人が居て、盗賊は全員がLv1以上とってるとかがバランスいい気がする。 戦士や武道家だけでパーティー組むとか縛りプレイの粋だよね?
ただ、現実はクソゲーと言う言葉があり、縛りプレイ大好きな日本人は「戦士、武道家、武道家、武道家」というパーティもよくあるとか。 今いるチームもこの構造な感じで、ギルド所属? の商人、魔法使い、僧侶が複数のパーティーをまとめて面倒見てる感じ。そして、輪をかけて盗賊が少ない。。。
デザインパターンじゃ無いけど、こういったチームメンバの傾向やロールに名前を付けることで、「盗賊が足らない」とか「戦士のスキルを磨きたい」とかチーム戦略や自分の成長プランを考えなおすのに参考になるんじゃないかと思う。
人事系の部署とかはこんな思いつきで作ったようなのじゃなくてちゃんとしたの持ってるだろうけど、自己分析ならこのくらい馴染みのある奴のが自分は好きかな。
でも、この手のロールをファンタジー系職業で表すのは定番といえば定番なので、エンジニアのスキルセットを「ツンデレ」とか「幼なじみ」とかヒロイン属性風に表すとかのが頭がおかしくて良かったかもしれない。誰か作って!
それでは、Happy Hacking!