ブログ移設、そして自作ブログエンジンの終焉
ブログをGAEに置いてた作りかけの奴から、はてなブログに移行。
というのも、デザインをちゃんと作るのがだんだん面倒になってきたのが最大の理由。
ブログに関しては特に機能的におもしろいことしようと思わなくなったので、 ASPでも良いかな、と。
しかし、ASPサービスのブログを使うのもちょっと感慨深い。
たしか2003年くらいからブログを始めてるけど、ずっと自作のエンジンを使ってた。
それも、同じエンジンを使ってたのではなくて、 何度か作り直してる。
自分の技術的興味の常に最先端に晒された結果、一度もRDBというまともな技術を使われることが無かったブログエンジンのmuseシリーズをちょっと振り返ってみる。
初代
はじめてのうぇぶあぷりけーしょん。MVCなにそれ、おいしいの? そのくせデータストアがファイルでXMLという謎っぷり。
たしか、当時まわりで流行ってたはてなダイアリーをインスパイアしまくる、というコンセプトから始まった気がする。
排他処理がしてなくて変な書き込みすると記事データが全消滅してたのも良い思ひで。
2代目
もっとも長期間運用していたエンジン。データストアは当時話題になったような気がしなくもないXMLDBのeXistを採用。
MVCとかも意識してStruts + Velocityで構築してた気がします。投稿とか表示のタイミングでイベントベースのプラグインを採用していて、シリーズ中もっとも高機能。
トラックバックやらキーワードリンクも全部プラグインというスモールコア思想。
ちなみに、厳密にはブログエンジンというより、今で言うevernoteみたいな思想。emacsとかで編集機能を付けてローカルやオンラインを意識しない統一的なドキュメント管理を目指して開発してました。
当時、おもちゃ同然だったJRubyを積極的に採用して足りない標準ライブラリはjavaのライブラリのラッパーを自分で作ったりしてたのも懐かしいですね。
3代目
ゴチャゴチャしてきた2代目を整理し直すことを目的に開発し始めたバージョン。データストアは db4oで言語がscalaに。
ちなみに初代も2代目もJava製です。FWとしてWicketを検討してたのだけど、今ひとつリプレイスのモチベーションが長続きしなくて開発無期限延期。
4代目
GAE/Jを使ってみたくて開発。当然データストアはBIgTable。言語はScala。
開発当初はscalatraとかも存在してないか、どマイナーだったころなので、自分でsinatraクローンを開発してました。
HTML5も採用しててまさに今風のサービスを目指して作り始めたバージョン。ただ、運用開始してからUI改善する気力が起こらず
生活環境の変化やTwitterが主な主戦場になってこともあり、ブログの更新自体が激減してたため、あまり改修はされなかった。
そして、本日お役ご免となりました。
こうしてみると、かなり実験的なことを多くやってた気がする。
自分にとってブログはもっとも利用するサービスだったので、開発のモチベーションが沸きやすいし
すでに要件が固まってるので 技術的な部分に注力出来たので、ひたすらとんがった部分に挑戦してたのかなぁ、と思います。
それを止めるってことは自分は新しい技術を追わなくなったのかな、と心配でもあるのだけど、実際今作ってる電子書籍検索もMongoDBとかIaaSとか自分にとっては初めてのことをやっているわけで、そんなに気にすることは無いのかもしれない。
さて、ブログをASPに変えたのは良いけど、ブログをどのくらい続けるかはちと怪しいですねw
一応、ネタが最近いくつかあるので、それをちょこちょこ書いていく感じでしばらくは続く気がしますけど。基本的にはTwitterでつぶやいたことのまとめを使いになるかな?
まあ、ぼちぼちやっていきますー。