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Keynote風のプレゼンテーションをMarkdownで作ってみた

最近ちょっと英語の練習がてら上のような英語プレゼンを作ろうと思い立ちました。 目的なく写経的なの苦手なので、目的作る方式。

ただ、OpenOfficeなりKeynoteなりPowerPointなりで毎回作るのも面倒だし、JS系のプレゼンツールだとslideshareに上げれないし、良い方法無いかな、と調べてみることに。 Markdown + pandocでの変換が一番自分の好みにマッチしたので、そのやり方を記載します。 以下、内容的には上のプレゼン資料の和訳 + α。そこ、αが多いとか言っちゃダメですよ?

PowerPointKeynoteじゃダメなの?

どちらもめちゃくちゃいいツールですが、ちょっと問題があります。

  1. 同じレイアウトにするのがめんどい
  2. オフィスアプリケーションが必要.
  3. バイナリフォーマット。gitやSVNとの相性が残念

まず1ですがテンプレートを使っても少し面倒です。ブラウザや別なエディタからコピペしようものならそこだけフォントが変わるとかザラですね。 あと、GUI系のエディタだと自分の場合どうしても見た目指向になりがちで、論理構造が変になったりしてる時があるので、あとからスタイル切り替えで苦しみます><

続いて2なんですが、当たり前ですが編集にオフィス系アプリが必要です。立ち上げるのがめんどいのです。エディタが好きなのです。

最後に3。実はコレが一番大きくてまっとうな理由。バージョン管理しづらいんですよね。バイナリフォーマットなので。 修正の差分がわからないです。プラグインとか入れまくればなんとかなるかもですが、ちょっとねえ?

そこでMarkdown + Pandoc

Markdown と Pandocの簡単な説明はこんな感じ。

Markdown

  • シンプルテキストフォーマット。だからgitとの相性もバッチリ!
  • 人間が簡単に読める、そして書ける!
  • HTML風のシンプルな論理文章構造を提供

Pandoc

  • マルチドキュメントトランスレータ(HTML, PDF, docx, markdown, LaTex, reStructuredText...)
  • Markdownからスライドを作成可能
  • しかもs5とかHTML形式のものだけではなく、PDFにできる

大変自分のニーズにあっております。特にMarkdownはgithubとかでも人気ですし、資料が多いのが良い所。 wiki記法みたいなもんですが、謎の方言よりある程度標準化されてるのが良いですね。pandocは他にもwordとかにも変換できるので、マニュアル作りとか社内資料に便利そうです。

なにはともあれ使い方

インストール Pandoc.

こちらの公式から落とせます。linux系の場合は各種パッケージマネージャですかね。 haskellのパッケージ管理ツール入れてやるのも良いかもです。 http://code.google.com/p/pandoc/downloads/

PDF用にTexのインストール

PDFの作成はTex経由で行っているのでインストールが必要です。なんか色々モジュールが居るみたいですが、MacならMacTex入れれば全部揃うようです。http://tug.org/mactex/

Run コマンド

$ pandoc -t beamer test.md -o test.pdf

ね、簡単でしょ? 実行するとこんな感じのスライドが出来ます。

f:id:pascal256:20131028190551p:plain

カスタマイズ

 

テンプレートの適用

ちゃんと、スライドが出来たのは良いですが、ちょっとシンプル過ぎですね。というか気に入らないです(ぉ というわけでKeynoteのグラデーション風の奴に変更しようと思います。 まずは、Texのカスタムスタイルをダウンロード。幸い、同じようなことをしてる人がすでにいらっしゃったので、こちらを使わせてもらいます。 beamerthemeKeynoteLikeGradient.sty.

で、ダウンロードできたら、そのファイルを下記ディレクトリにコピーします。MacTex以外を入れてる方は適宜読み替えで。

$ sudo cp ./beamerthemeKeynoteLikeGradient.sty /usr/local/texlive/2013/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/theme/

次に、インデックス情報の更新です。残念ながらこれだけだと、テンプレートを指定しても見つからないと怒られれます。 おそらく適切な更新方法があるのですが、良くわからなかったので、直接「Tex Live Utility」を起動して、適当なパッケージを再インストールしてインデックスを更新するという荒業にw 誰か、やり方ご存知でしたら教えて下さい。

テンプレートの指定は下記のように "-V theme:"で指定します。これで、晴れてkeynote風のデザインに。

$ pandoc -V theme:KeynoteLikeGradient -t beamer test.md -o test.pdf

コードブロックのカスタマイズ

この状態だとコードブロックが背景色が透明なため少し見づらいです。そのため、ちょっとカスタマイズしたいと思います。この変換の仕組みは裏側はTexなんですが、Texでコードを綺麗に出すためにはlistingというモジュールを使うようです。

$ pandoc --listings -t beamer test.md -o test.pdf

これで、コードブロックがlistingになります。なるんですが、このままだとカスタマイズされて無くて特に見た目変わらないんで、下記のようにヘッダーにフォーマットをしています。 ここにフォント種類やサイズ、背景色やラインもろもろを記載することが出来ます。ヘッダーの書き方はこんな感じ。

\usepackage{listings}
\lstset{%
 %language={sh},
 backgroundcolor={\color[rgb]{0.1, 0.1, 0.1}},%
 basicstyle=\footnotesize,%
 commentstyle=\textit,%
 classoffset=1,%
 keywordstyle=\bfseries,%
 frame=tRBl,framesep=5pt,%
 breaklines=true,
 showstringspaces=false,%
 %numbers=left,stepnumber=1,numberstyle=\footnotesize%
}

利用するには "-H"オプションを使います。

$ pandoc -H header.tex --listings -t beamer test.md -o test.pdf

これでいい感じに出力されました。

まとめ

MarkdownとPandocはシンプルな典型的なプレゼン資料を作るのに向いています。 派手な見た目や画像の多様をした資料を作りたい時はPowerPoitとかKeynoteが確実に良いです。 ただ、おんなじような紋切型で文字多めドキュメントの時は軽量なMarkdown + Pandocはかなり有りです。

今回作成したサンプルはこちら。下記コマンドで冒頭のプレゼン資料が出来上がります。

$ pandoc --listings -H header.tex -V theme:KeynoteLikeGradient -t beamer test.md -o test.pdf

今後の課題としては画面いっぱいのデカ文字とか結構多用するので、その辺の作り方ですね。あと、コマンド毎回打つのも面倒なので、rakeベースのFWというかテンプレートを作ってみました。 それはこちらにおいてあります。良ければ試してみてください。

それでは、Happy Hacking!

参考: